ユニフォームの色によって勝率が上がる。
そんな楽に勝率が上がったら苦労しませんよね。
せいぜい、ユニフォームの色は「げんかつぎ」程度にしか思わないと思います。
(俺は水色かピンク多め)
しかし、驚く無かれ、なんと本当に身に着けている物の色によって、スポーツの勝率が大きく変わるというデータが大学の研究で発表されています。
オリンピックでは赤コーナーが強い
具体的には、オリンピックでのアマボクシングやレスリング、テコンドーなどの試合において、赤コーナーの勝率は青コーナーよりも10%~20%ほど高いそうです。
オリンピックの赤と青のコーナーは抽選で決まるので、ランダムで選ばれるはずです。
また、柔道においても、白の道着より青の道着を着た場合のほうが勝率が高いというデータがあるそうです。
つまり、赤>青>白 という勝率ということです。
まさか中国が強い理由の一因・・・!?
ちなみに、この赤色のスポーツにおける影響は、2005年に英ダーラム大学ヒル博士らによって、発表されています。
(Nature 435, (19 May 2005) Psychology: Red enhances human performance in contests)
赤は対戦相手を弱くする?
赤色を身につけていると自身のパフォーマンスが上がる、というより赤を見ている対戦相手のパフォーマンスが下がる、と考えるとしっくり来ると思います。
なんせ、身に着けている本人より、相手のほうが視覚によく入るでしょうからね。
米ロチェスター大学の心理学者アンドリュー・エリオット氏らによると、赤色は心配を呼び起こし、集中力を低下させると述べています。
実際、赤を見た学生のIQテストの数値が下がったという実験結果もあるようです。
卓球で赤のユニフォームを着れば、無意識に相手の不安をあおり、集中力を散らせる効果があるかも。
また、赤色の文字を見ると、握力が上がったという結果もあるそうです。
ウエイトリフティングなどの力比べ系なら、赤を見るといい結果が出るかもですが、多くのスポーツにおいて力以上に脱力のほうが大事なので、そこらへんも影響しているのかもしれません。
絶対視はだめ
ここまで、赤の効果やべえ!ってことを話してきましたが。
実は、オリンピックで赤が勝率が高かったというのは、アテネオリンピックのときだけのデータだったらしく、データ数としてそこまで信頼できるかというと、微妙な部分があります。
また、生物にとって赤は危険色であるため、反応速度をあげるという効果もあるとか。なので、相手によっては逆に強くなってしまうかも?
なので、色がスポーツにどれほど効果があるかは、まだまだ検証が必要な分野みたいです。
でも、結構効果あるかもよ?という記事でした!