「スポーツの才能?柔軟性だよ。」
とあるプロスポーツ選手がいっていました。
最初はなんのこっちゃ?と思っていましたが、今なら納得できます。
たとえばバスケットボール。
シュートや、リバウンドのとき、大きく上に手を上げます。
簡単そうに見えますが、
背筋をまっすぐにしたまま、真上に腕を上げるのには、肩甲骨周りや肩周りの筋肉が柔らかくないと不可能です。
(僕の限界)
卓球でもこれは同じで、ループドライブなんかのとき、
腕を無理やり上に上げれたとしても、威力が出にくくなります。
スポーツですぐに上達する天才タイプの人は、
生まれつき柔軟性がすぐれていることが非常に多いです。
(なお、歳をとって柔軟性が失われ、引退するのが早いのも天才型の特徴)
つまり、後天的に柔軟性を身につければ、スポーツの天才の身体を作ることも可能!
ということで、今回は卓球において特に重要な3つの柔軟性・稼動域をとりあげます。
1、肩・肩甲骨
肩甲骨打法という言葉が最近よく聞かれますが、これも肩甲骨が前後、上下としっかり動かないとお話になりません。
肩甲骨が上に動く
肩甲骨が後ろに動く
肩甲骨が前に動く
両ハンドのドライブもそうですが、特にチキータなんかは、肩甲骨が上と前に動かないと上手く放つことができません。
ここの稼動域を広げるためには、
肩甲骨周りの筋肉、わきの下の筋肉、肩の筋肉をそれぞれほぐす必要があります。
2、股関節
この写真を見てわかるように、卓球のプロ選手は股関節の稼動域が非常に広いです。
股関節が硬いと脚を広げることができないので、左右へのフットワーク、
低いボールへの対応、ミドルへの脚を広げての緊急対応など、様々な場面で文字通り
脚を引っ張ることになります。
内腿の筋肉をストレッチなどで柔軟性をあげていく必要があります。
3、手首
チキータの名手といえば・・・そう張本選手。
彼のチキータは、他の多くの選手と違う点があります。
それは、肘があまり上前に出ていないこと。
張本選手は、手首が内側によく曲がるため、肘を無理に上げなくても、がっつり角度のついたスイングを放つことができるのです。
そのため、チキータの構えに入るまでのスピードが非常に速く、
普通の選手より高頻度でチキータを放てていると思われます。
また、外側に手首が柔らかい場合、逆モーションのフリックや流し、またつっつきでも
えげつない角度で打つことができます。
では、この3点の稼動域を広げるためにはどうすればいいのか?
次回は、ストレッチ編をやっていきます!